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生前整理と遺品整理の違いって?どっちが幸せ?

2023.01.16

✤生前整理と遺品整理の違いについて

豊中市、箕面市、大阪市を中心に相続手続きのサポートをしております、生前整理アドバイザーの土井です。

ブログへのご訪問ありがとうございます。

 

私は長年、遺品整理や生前整理の片付け現場に多く関わらせていただいております。

よくクライアント様から聞かれることがあります。

それは「遺品整理と生前整理って何がどう違うのですか?」ということです。

 

文字が似ているし、「どちらも結局は捨てることでしょう?」

と思われている方が多いですが、両者の間には実は大きな違いがあります。

 

最も大きな違いは、持ち主が生きているか、亡くなっているかの違いです。

 

何だ、そんな当たり前の事?と思われるかも知れませんが、

その違いこそが両者のメリットやデメリットを生み出す根源となっているのです。

まずは遺品整理からみていきましょう。

 

 

 

✤遺品整理で一番困る事

遺品整理の場合、故人様が残されたお荷物をご家族様が片付けていきます。

ほとんどのケースでは大量のモノを目の当たりにしてご家族様は本当にお困りになります。

遺品整理の現場で、ご家族様がお困りになる最も大きなことは

 

「何が大事なモノなのか分からない」ことです。

 

何もかもをゴミ扱いとして、何の気持ちの引っ掛かりもなく

どんどん処分が出来れば楽なのですが、そうはいきません。

 

「これは勝手に捨ててもいいのだろうか?」

「これは大事にしていたのではないだろうか?」

「誰かに本当は譲りたかったのではないだろうか?」

 

と迷います、悩みます。聞きたくても既に持ち主は亡くなっているので聞けません。

生前からしっかりとコミュニケーションが取れていれば判断の助けにはなりますが、

もし一緒に長年住んでいたとしても、

故人様のモノへの想いを全て把握出来ているケースは稀になります。

離れて暮らしていればもっと分かりません。

 

つまり、遺品整理の場合は故人のモノへの想いが伝わらないのです。

それが残されたご家族様を苦しめる大きな要因となってきます。

 

 

 

✤遺品整理の4つの大きな負担

遺品整理は生前整理とは違って、ご家族様へ大きな負担を与えます。

大きく分けて4つあります。

まずは「精神的な負担」です。

先程もお伝えした通りに、持ち主がいないのでどう扱えばいいのか分からない心の負担感。

それでも遺品整理はしなくてはならないのですが、

勝手に捨てることへの後ろめたさからくる精神的なしんどさがあります。

 

 

2つめの負担は「時間的な負担」です。

同居ではないご家族様の場合、家賃や管理費用が発生する関係上、

なるべく早くに片付けなくてはならない場合があります。

高齢者施設に入居されていた方が亡くなられた場合は

短期間のうちに退居を迫られる場合もあります。

時間的な余裕がない中一気に進めなくてはならない時には

時間的な負担がかかってきます。

 

同居の家族様の場合や持ち家にお住いで、時間的な猶予がある場合もありますが

そのような場合は反対にいつまでたっても片付けられない、

つまり時間がかかるという時間的な負担となってくるのです。

 

 

3つ目の負担は「体力的な負担」です。

遺品整理はかなり体力が必要になる仕事です。

お住いのあちこちからモノを出さなくてはなりません。

家具や家電のように重いモノもあれば、高いところにあるモノもあります。

ピアノや金庫などのように、一人では到底動かせないモノも出てきます。

 

ゴミとして自分達で処分しようとした場合、

地域のゴミの分別ルールに従って細かく仕分けをしなくてはなりません。

遺品整理には体力と根気がいります。

 

 

そして最後は「経済的な負担」です。

全てのモノを地域の通常ゴミとして出せればよいのですが、それは大抵は無理です。

地域では回収してくれない大きさや種類が必ず出てきます。

そのような時には料金を払って、回収業者さんに頼まなくてはならなかったり、

もっと専門的な遺品整理業者さんに頼んで

トラックを数台出して搬出しなくてはならなかったりします。

業者さんに頼むと、時間的にも体力的にも負担は軽減されますが、

経済的には大きな負担となります。

 

 

 

✤生前整理のメリット

それでは生前整理についてはどうでしょう。

遺品整理にかかる4つの大きな負担が、生前整理では全くない訳ではありません。

しかし、少なくとも残されたご家族様に与える精神的な負担はかなり軽くなります。

生前整理の場合は持ち主が生きているので、どうするのか本人が決めることが出来ます。

自分で集めたモノなので自分で判断しやすいです。

大切なモノや思い出深いモノに関しては、生きているうちに

 

「最後まで大切に使う」

「元気な間に誰かに譲っておく」

「寄付をして社会貢献する」

「万が一の場合にはこれは捨てればいいと言い残す」

 

等、モノへの様々な対応が出来ます。

つまり、生前整理はモノと一緒に想いも受け継がれていきます。

持ち主である本人もハッピー、そしてご家族様もハッピーな片付けになります。

 

 

自分が元気で動けるうちに、自分で判断ができるうちに、

自ら集めたモノは自らで片付けておきませんか?

お一人では大変な場合、どこから手をつければよいのか分からない場合、

どうぞ縁満にお気軽にお問い合わせください。

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